May 11, 2016

No.03 秋田 道夫
プロダクトデザイナー

03_秋田道夫A

選定品 A

湯のみ「80mm」

お茶を飲むのが好きな自分用にデザインしたものです。

「80mm」というのは、直径と高さが同じ80mmになっている事に由来します。
おかげで四角いパッケージにどの方向に入れても「正解」です。

「茶渋」がつかないようについても洗いやすいようにと考えて内側の底に大きな曲面をつけました。
外観は円筒で中が丸いと言う事が結果として持っても熱くない二重構造の湯のみになりました。
すでに試作品から8年が経ちましたがずっと飽きる事なく使い続けています。

この製品にはひとつ欠点があります。それはスタッキングが出来ない事です。
そこにはわたしなりのこだわりがあって別のモノの「おしり」に「くち」をつけたくないという事です。
それゆえ「場所」を取るのであまりお店使いには向いていないのです。

あくまでも「個人」を尊重したカタチだと思っています。

 

 

03_秋田道夫B

選定品 B

果物ナイフ

このすてきな果物ナイフが我が家にやって来たのは今から50年近く前の事です。
そうこう見えて「50歳」なのです。
黄色い柄の部分にあった青いエンブレムは無くなってしまいましたが、
黄色に青のワンポイントはさらに素敵でした。

当時会社の保健室に勤めていた母が先生からドイツ土産として頂いたものです。
つまり先生のモノを見る美意識の高さに改めて驚きます。
ほんとに「果物ナイフ」なのかは判らないのですが、果物以外にチーズを切ったり
パンを切ったりバターを塗ったりとなにかと便利なものです。

なぜ50年近くも原型を止めて現役なのかを考えるとその「形状」にヒントがあります。
先が尖っていないおかげで硬いものにさしたりして折れる事がありません。
「長続きするもの(人)は不器用である。」そんな格言を思いつくのですが、
考えてみると充分「汎用」な製品であります。

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